核兵器　2022 4 17

書名　核兵器について、本音で話そう
著者　太田　昌克　　兼原　信克　　��見澤　將林　　番匠　幸一郎
出版社　新潮社

　そもそも、日本人は核兵器について、
間違った考え方をしていると思います。
　日本は唯一の被爆国だから、
核兵器を持たないという論理です。
　このような論理では、
また核攻撃される懸念があります。
　今や北朝鮮ですら核兵器を保有する時代です。
北朝鮮の核ミサイルの照準は日本です。
結局、また被爆国になる可能性が高い。
　本来であれば、
日本は唯一の被爆国だから、
このような被害に遭わないために
日本は核武装するが、
他の国は核武装してはならないという論理を
展開すべきであったのです。
　「日本は唯一の被爆国だから、
核兵器を持たない」という論理は、
占領軍である米軍が、
日本を再び軍事大国にしないために吹き込んだ
一種の洗脳工作でしょう。
　もちろん、善意に解釈すれば、
米国は日本を全力で守るから、
日本は軍事大国になる必要はないということか。
　しかし、これがウソであることは明白です。
北朝鮮が核開発をしているのを傍観しているのも、
核兵器を高度化させているのを傍観しているのも、
すべて米国です。
　日米安全保障条約は機能しません。
この条約は、自動参戦条約ではありません。
米軍は、連邦議会の承認がなければ動けません。
　はたして連邦議会は承認するでしょうか。
米軍が後方から支援するという方式なら承認するでしょう。
　基本的に米国は自国の領土が攻撃されない限り、
動かないと思ったほうがよいでしょう。
　自分の国は自分で守る。
ここから日本の国防は始まるのです。

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